特許は持っているけど…

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  • 投稿の最終変更日:2023年6月3日
  • 投稿カテゴリー:特許
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特許は持っているけど、実は自社製品・サービスのどこが特許なのかわからない、ということはありませんか?特に、知的財産専門の担当者がいない場合には、特許請求の範囲を読んでも何が書いてあるのか理解できないということがあります。 しかし、特許の内容が分からなければ、せっかく特許をとっても活用できず、宝の持ち腐れです。中小企業では約半分の企業が特許権を使用していません。
※出典元:「平成30年度 中小企業等知財支援施策検討分析事業『中小企業の知的財産活動に関する基本調査』報告書」 特許をうまく活用すると、特許により製品・サービスが保護されて利益が確保されます。特許の使用により得られる利益には、例えばライセンス収入を得るといった目に見える利益の他に、競合他社の製品・サービスとの差別化を図れる、価格設定を有利に進められる、他社の参入を防げる、模倣品を排除できるといった目に見えにくい利益があります。しかし、特許を保持しているだけで使用しないと、このような利益を逸してしまいます。 実際に、特許を所有しているだけで使用していない場合には、特許を使用している場合に比べて、総資本営業利益率が低いという統計があります。
※出典元:「平成30年度 中小企業等知財支援施策検討分析事業『中小企業の知的財産活動に関する基本調査』報告書」 また、現場の担当者が特許の内容を理解していないと、製品を改良したときに特許請求の範囲から外れてしまい、知らないうちに自社製品が特許で保護されなくなってしまう虞もあります。 そこで、特許を出願・取得するだけではなく、現場の担当者が特許の内容を理解して特許を活用できるようにする必要があると考えます。弊所では、特許の内容を理解するためのお手伝いも行っております。もちろん、他事務所で特許出願したものでも構いません。自社の特許の内容を理解して活用してみませんか?